寮だからこその安心感が強み
寮で生活することのメリットといえば経済的な部分を想像する人が多いと思いますが、それだけではありません。一般的な賃貸住宅に住むのと比べて、さまざまな面でメリットがあります。
経済的な負担が少ない
地域によって差はありますが、寮の家賃は相場よりも低く抑えられています。周辺の同じ条件の部屋に比べて安い家賃で入居できるため、個人でアパートやマンションを借りるよりもお得です。また、元々ある寮の一部屋を紹介されるわけですから物件探しの手間や面倒な契約手続きもありません。敷金や礼金、前家賃、仲介料、保険料などもかからないため、経済的な負担を少なくしたい人におすすめです。ただし、水道代や電気代などの光熱費は自分持ちとなることが多いようです。
設備や環境がよい
寮といえば古くて設備が整っていないところをイメージする人も多いかもしれませんが、それは一昔前の話です。最近は内装や外観もきれいに整えられ、セキュリティ面もしっかりしています。家具や家電が備え付けの寮もありますし、必要に応じて生活グッズをレンタルできる寮もあります。また、監視カメラやテレビドアホン、オートロックが付いている寮もあり、女性の1人暮らしでも安心して生活できます。看護師は日勤と夜勤の交代シフトが一般的で勤務時間も不規則になりがちです。明るい時間帯に帰宅できない場合もあるのでセキュリティ面がしっかりしているのは嬉しいことでしょう。また、寮には顔見知りの人しか住んでいないため、問題を起こすような変な人が住んでいることもありません。
通いやすい
寮は病院の近くに建てられていることがほとんどです。すぐに出勤できるため、通勤時間もほとんどかかりません。場所によっては制服で通勤することもできます。
夜勤に理解がある
看護師に夜勤は付きものです。夜勤の場合は時間帯が逆転するため深夜や早朝に家事をする機会が多くなります。周囲に生活音が聞こえてしまうこともあり、トラブルに発展しないか心配する人もいますが、寮の場合はほとんどの住人が看護師なので夜勤の生活リズムにも理解があります。しかし、理解してくれるからといって何も配慮しないままでいるのはよくありません。トラブルの火種を作らないように、「洗濯機の音がうるさくありませんか」などさりげなく話題にして、どう思っているかを聞いてみるといいでしょう。
相談しやすい
職場の人間関係をプライベートにまで引きずりたくないと思っている人もいるかもしれません。しかし、同じ寮に同僚や先輩が住んでいると何か困ったことがあってもすぐに相談できます。また、職場以外でも顔を合わせるため距離が近く、親しくなりやすいというメリットもあります。