注意しておきたいこと
寮での生活は働きやすさに直結するため、入寮する前に「本当に暮らしていけるかどうか」を確認しておきましょう。ここでは特に注意したいポイントを紹介します。
「築年数」
いくら家賃が安いとはいえ、古くて汚い部屋には住みたくありません。きちんとリフォームがされていればまだ大丈夫ですが、古くて手入れもされていない寮は避けた方がいいでしょう。内装はもちろん、外観の状態もしっかり確認しましょう。
「ルール」
ゴミの出し方や共有スペースの清掃をはじめ、異性の訪問が可能かどうかなど、寮ごとにルールが定められています。ルールを守らないとトラブルに発展する場合もあるので必ずチェックしておきましょう。
「入居期間」
その職場で働いている限り寮で生活できるわけですが、永遠に住めるわけではありません。基本的に寮の入居期間は3年~5年とされています。新卒や転職してくる人のために部屋を用意しなければならないからです。期限前に通知がきますが、事前に入居期間を知らなければ突然の引っ越しに慌てることになります。しかし、あらかじめ何年住めるのかを知っておけば計画的に引っ越しができるため、納得のいく物件を見付けることができます。
「早期退職する場合」
実際に働いてみなければどのような職場なのか分かりません。職場の人間関係や雰囲気、師長の人柄など事前に情報を入手していても、「働いてみたら自分には合わなかった」となる場合もあります。我慢して働き続けても得るものはありません。退職した方がよい結果になる場合もあるのです。しかし、寮に入居していると早期退職することに対してペナルティが課せられるケースもあります。どのようなペナルティがあるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
「光熱費の負担」
電気・ガス・水道・インターネット回線といった光熱費を家賃とは別に自分で支払う場合と、寮費の中に含まれている場合があります。前者は借り上げ型に、後者は病院所有型に多いのですが、入居するのはどのようなタイプなのかをチェックしておけば月に必要な費用を予想しやすくなります。節約を意識して寮を選ぶ人にとっては光熱費も気になるところでしょう。寮費に光熱費が含まれているかどうかもしっかりチェックしておきましょう。
それでも心配なら実際に確かめてみよう
パンフレットや病院のホームページなどで寮の様子を確認することはできますが、自分の目で直接確かめることが最も確実な方法です。実際に看護師寮の見学ができる病院はたくさんあります。納得のいく寮を見つけるために、職場だけではなく寮も見学することをおすすめします。