転職成功のポイント「見学して確かめる」
転職する前に病院見学をしておくことをおすすめします。なぜなら、直接確かめることで働く姿をイメージしやすくなりますし、求人情報だけでは分からない職場の雰囲気や人間関係なども把握できるからです。
リアルな情報を知ることも大切
病院見学は面接の時にもできますが、できれば応募する前に行う方がいいでしょう。その後の転職活動を効率的に進めていけるからです。求人情報でもある程度の情報を知ることはできますが、五感で感じる情報は非常に大切です。自分に合う・合わないが明確になるため、失敗も未然に防げます。気になる病院があるなら、応募する前に一度見学して雰囲気や周辺環境を確認しておきましょう。
病院見学の流れ
いきなり行ってもすぐに見学することはできません。事前に連絡してから行くようにしましょう。電話で直接申し込んでも構いませんが、転職エージェントを経由して申し込むことも可能です。
当日はまず受付で病院見学にきたことを伝えます。担当者が案内してくれるのでその後に付いて気になる項目をチェックしていきましょう。見学時間は大体1時間~1時間半位です。病院全体を見学するのか、希望する職場だけを見学するのかによって所要時間が異なります。分からないことはその都度質問するといいでしょう。しっかりと答えてくれるようなら、風通しのよい職場である可能性が高いです。もし答えを曖昧に濁されたら知られては困るようなことがあるのかもしれません。そのような職場では転職しても後悔することになってしまうため、答えの内容だけではなく返答の仕方も注意して見ておくといいでしょう。
見学が終わったら最後に感想を聞かれることがあります。すぐに答えられるように準備しておきましょう。
病院見学には面接と同じ格好で行くと好印象を与えることができます。スーツやジャケットなどの清楚な恰好で派手なメイクや香水は避けましょう。その他、注意しておきたいマナーなどもありますので、下記のサイトを参考にしてください。
病院見学に行く前に知っておきたいマナーなどを紹介しています。
「看護師転職者の病院見学?申込方法や服装や見学の目的などをご紹介」
チェックポイント
病院見学で特に注意しておきたいのは以下の5つです。
「設備」
設備の状態や新しさ、建物の築年数、使用している医療機器などを確認しましょう。
「動線」
動線が悪いと業務効率も落ちてしまいます。廊下や部屋、ベッドの幅などを確認しましょう。
「衛生」
病気やケガの治療をする病院は清潔であることが第一です。掃除が行き届いているかどうかも確認しましょう。建物内はもちろん、器材の洗浄状況や臭いがないかもチェックします。
「職員の動き」
実際に働いている職員の動きも確認しておきたいところです。看護師の数が妥当かどうか、職員の表情から雰囲気がどうなっているか、などを確認しましょう。
「看護師の年代や状況」
職場にいる看護師の年代も確認しておきましょう。ベテランの看護師が多い中に経験の浅い人が転職しても仕事に付いていけなくなる可能性が高くなります。また、既婚かどうか、子どもがいるかどうかも確認しておくとライフスタイルが変化した時の働き方も想像しやすくなります。